社会主義国で、生活必需品にはお金がかからないでしょう。我々よりも、自由に使えるお金は多いんじゃないでしょうか」中根さんは、こういう中国を見ていて、日本の現状をとても不安に感じるといいます。経済力にしても、中国が国際競争力を持ったら、日本などひとたまりもないだろうし、東京よりも北京、上海のほうが、情報収集能力は上回ることも考えられるでしょう。中根さんは国際結婚によって、表面上の中国だけではなく、真の姿にも触れることができたようです。彼女のような、真の語り部がこの先どんどん増えていくと、日本の狭い国際認識から出るギャップも、減っていくのではないかとおもいます。【言語が100もある移民たちの国】先進国といわれる国は世界にはたくさんありますが、なかでもスウェーデンは〃先進国の最たるもの″といわれております。日本がまだ発展途上にあった訓年前、すでに今の日本と同じような発展段階に達していたのですから、驚きます、つまり、あらゆることを先に経験しているというわけで、日本にとって、道しるべのような意味合いを持つといってもいいでしょう。外山真理さん(釣歳・団体職員)は、東京にあるYWCAに勤めていたのですが、建築家のご主人がスウェーデンに留学することに通ったため、長男が2歳の夏、ご主人とともにスウェーデンに渡りました。「私自身も、仕事で壁にぶつかっていたときだったんです。留学生相手の仕事をしていたのに、細かいところで彼らの気持ちを汲み取ってあげられない。